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2009年11月 6日 (金)

第66番   巨鼇山 雲辺寺

この寺は四国の札所で最も高い920mの山頂にある。別格箸蔵寺に続いてロープウェイで山頂へ高低差660mを7分で登る。視界が開けるごとに瀬戸の海そこに浮かぶ_mg_4608_2 島々を望み讃岐平野には点在するため池が光って絶好の光景である。天候の良い日には東には金毘羅宮の象頭山、西の方角には石鎚山の山並みが望めるという。冬期はスキー場もあり、気温がマイナス15℃ぐらいになることもしばしばで、夏期は涼しいが山麓あたりとはずいぶん違うと聞く。今日は晴天ではある。山頂駅に着くと4℃の表示である。山麓駅との差はいつも大体7℃の差があると説明があった。前回ここへお参りしたのは春先のことロープウェイを降りるとヒャッと肌を刺す感じで急いで待合室へ走り込んだことを思い出しました。山頂駅を出るとすぐの路上に香川県と徳島県の県境標識があり、これより徳島県へ入る。これより参道に入るとその左下に五百羅漢の石仏が並ぶ、等身大のものから大小いろいろな表情にも個々のそれぞれ特徴のある姿、喜怒哀楽や苔むしたものから色白のものなど数百体はあるだろう。境内の紅葉は真っ盛りであった。

_mg_4619 開山は大同2年(807)弘法大師が七堂伽藍を建立本尊は千手観世音菩薩、本尊のほか数多くの国指定の重要文化財がある。その昔四国各地の学僧からは「四国高野」とも呼ばれてきた。また「讃岐の関所」に定められていた、関所ではこれまでの悪行によっては次の札所へ行くことが許されなかったと言う。

お遍路の目的は?と聞かれると・・・・・・自分や家族の幸せとかある諸願成就を願うものや大切なひとのための供養などほかにもいろいろとあるだろう。そんな目的のためにお参りしている人々が多くいることだろう。手を合わすことは目的がなくても今自分が生かされていることに感謝することから起きてくる。それで素直に合掌する。それはその結果としておかげを受けている。このことは何かを得るためにお参りすることとは少し違うと思う。お大師様は「生きているうちに仏様になりなさい」と教えてくれているという。_mg_4612_2 それは十善戒を実践することがお大師様の願いだと教えていただいた。人間としての生きる道筋だと思う。「どんな小さなことでもしてはいけないことは、してはいけない」「わずかなことでも悪いことは、悪い」と、これまでそんなに意識していなかったと思えば耳の痛い言葉であり反省するばかりです。「道徳心」に欠けて善悪の分別のつかない現代社会をお大師さまはどのように見られておられることでしょう。

伊予の札所65番から別格札所を巡拝して、讃岐の最初の四国八十八ヶ所の札所ここからは「涅槃の道場」と呼ばれている。悩みや煩悩は吹き消され悟りの境地を開くと言われています。焦らずゆっくりと巡拝しながら自分を見直しつづけてゆきたいと思っています。合掌

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